vol.56 「○○音楽プログラム」2年目の挑戦~1学期編~

昨年の4月から非常勤講師として勤務している学校、2年目を迎えました。

昨年1年間の経験と蓄積は大変貴重なものでした。

これを土台にして、2年目は更なる進化を遂げていきたいと思っていました。

そこで、私は「○○音楽プログラム」というものを勝手に作っています。

○○は学校名、ここでは一般非公開ということにしています。

また、相変わらず、コロナ禍の状況ということで、音楽室のスペースの関係上、

声楽やリコーダーを含む管楽器の取り扱いは禁止しています。

 

 

・リトミック学習

以下の曲目を学習しました。

  • 長谷部匡俊作曲「クラッピングラプソディ第1番」(中学1年生)
  • 岩本達明作曲「Beat Canon」(高校1年生)
  • 黒澤吉徳作曲「打楽器アンサンブルのための小品」(中学2.3年生、高校2年生)

 

「クラッピングラプソディ第1番」と「Beat Canon」は昨年度も取り上げました。

「打楽器アンサンブルのための小品」は2年前に別の学校で取り上げましたが、今年度復活です。

 

 

この曲の学習過程がなかなか難しいのです。

パートは6つに分かれますから、そのパートの譜面内容を習得させるのに手間がかかります。

そこで、パートごとに座席を並べ替えて、私が指揮者の役割で習得を目指すというスタイルを取りました。

これが、後々グループごとの学習に繋げることに一定の効果があったと思われます。

 

実際の発表では、あらゆる道具を持参、作成してのアンサンブルに、見ている方も楽しんでいましたし、一定の成果は出たかなあと思っています。

 

 

・楽典学習

昨年度から3年計画で楽典学習を立案中。

昨年度の1年間は以下の学習を中心に展開しました。

  • 音符と休符
  • 音名
  • 拍子記号
  • 繰り返し記号

 

今年度は音程の学習に入りました。

ここで疑問の声が聞こえてきそうです。

「音階の学習は?」「調性は?」

勿論、この学習を先行して取り上げるべきとの声も理解できますが、

音階の構成や調性の理解に音程の概念は欠かせないと思い、

ここは理論体系を作りたく、音程の学習を導入しました。

ただ、難易度は上がりますから、1学期は幹音だけで音程を答えるということのみとしました。

変化記号を伴った音程学習は2学期に導入予定です。

それから、音階や調性の学習が3学期になるのでしょうか。

 

 

 

・今年だから取り上げた鑑賞教材

今年生誕100周年の現代音楽家クセナキス

通常なら、彼の作品を扱うということは、かなりハードルの高いことでして、

昔の私なら、絶対に避けていた人物でした。

 

でも、今年生誕100周年ということもあって、

彼の音楽を今年だから学習しました。

 

取り上げた作品は「打楽器三重奏のための”オコ”」

ちょうど、リトミック学習の発表を終えた際、時間に余裕があったので、鑑賞してみました。

打楽器学習の深掘りとなりまして、

関連学習としての学習効果はあったのではないでしょうか。

 

 

いろいろと書きましたが、コロナ禍の状況になってからの教材研究、

気が付けばなかなかの教材量となりました。

でも、実はまだまだ不足です。

悲観的な見方ですが、コロナ禍の状況は、まだあと数年は覚悟をしていますので、

このままではネタ切れになってしまいます。

私が作り上げている「○○音楽プログラム」はまだ作成途中。

完成までにはもうしばらくの時間が必要です。

 

2学期はどんな学習にしようか、夏休みは教材研究に余念がありません。

 

2022.7.6